取り組みついて
<実施期間>
2022年12月〜2023年1月
<容量>
1365枚
みきゃんNFTとは、愛媛県のイメージキャラクターとして知られている「みきゃん」をNFT化したデジタルアートのことです。
2022年に愛媛県が主体となって行った実証実験でとなっており、行政におけるWeb3.0技術利活用の有効性や課題を検証するという意図のもと実施されました。
愛媛県内3か所と東京都内の1か所にNFTを獲得できるQRコードが設置され、参加者は実際に愛媛県内や東京に訪れることでNFTが獲得できるといったものになります。
またNFT獲得前に質問フォームに回答することで必須となり、フォームに必要項目を入力することで後日みきゃんNFTをランダムに受け取ることができました。
NFTデザインについて
「みきゃんNFT」のデザインは愛媛県内外のクリエイター、高校生ら計16人が作成したみきゃんデジタルアート17作品が合計1365枚NFTとして発行されました。
NFT配布後の取り組み
実証実験が終了した1ヶ月後NFTホルダーにもう一度アンケートに回答してもらいました。
この実験で検証したポイントは2つあります。
検証1.無料で配布したNFTは二次流通するのか
みきゃんNFTでは合計604枚のNFTが配布されました。
その中でも一部のNFTアイテムはNFTマーケットプレイスOpenSea上で二次流通が確認されました。
NFTの二次流通詳細はこちら
検証2.NFT入手による愛媛県への関心度変化
「みきゃんNFT」ではNFT所有者を対象に計2回のアンケートを実施しました。
アンケートでの調査項目としては「NFTの認知度」「愛媛県に対する思い」などです。
アンケート結果から
・県内参加者の9割が愛媛県を盛り上げたいと回答、地域活性化に積極的な人がみきゃんNFTを取得している
・県外参加者は愛媛県産の商品、観光、ふるさと納税等の関係人口創出にポジティブであった。
といったことがわかりました。
一方で愛媛県外在住者からの旅行意欲は増加したものの、物品やふるさと納税に対する意欲が減少していたことが挙げられました。
このことから、ふるさと納税購買につばゲルための具体的な商品、コンテンツの訴求が必要であることがわかっています。
今後の取り組み
愛媛県では「みきゃんNFT」配布実験を通して、新たにNFTを活用した新たな取り組みを予定しています。