取り組みについて
山形県西川町は日本で初めて公園の命名権をNFT化してオークション販売を行いました。
公園の命名権NFTを発行することの目的として、西川町との関係人口の創出と地域の活性化という狙いがあります。
公園の命名権NFTオークションは2023年9月1日〜9月10日までの期間で実施されました。
命名できる公園は、山形県西川町の道の駅の隣に位置し、西川町の代表的な公園の一つです。
オークション落札者が命名した公園名は実際に看板として設置され、訪れた人の目にとまることになります。
なお、オークションは個人の方はもちろん、法人の参加もできました。
オークションの結果「公園命名権NFT」は130万円で落札されました。
実際にオークションに出された公園
命名できる公園は、山形県西川町の道の駅の隣に位置し、西川町の代表的な公園「水沢名水公園」です。
この公園は落札後「フェリシア公園」という名称になりました。
NFT所有者の特典
NFT落札者は以下3つの特典を受け取ることができます。
1.公園の命名権
※オークションの落札者のみに一度だけ付与されます。転売・譲渡を受けた方は対象外です。
※公序良俗や他社の商標を侵害するような名称は変更をお願いする場合があります。
2.公園名の看板設置(今後西川町パンフレット等へ新名称での記載)
3.西川町長からの感謝状
西川町とは
西川町は、山形県のほぼ中央、県都山形市の西方32kmに位置し、東北の名峰月山の麓に広がる町です。
町の総面積のほとんどが森林で占められ、町内には清流日本一と名高い寒河江川が流れるなど、豊かな大自然に囲まれており、東北の里山ならではの四季の移ろいを感じることができます。 また、県内でも有数の豪雪地帯としても有名です。
西川町のWEB3の取り組み
西川町では2023年4月に日本の自治体主体として初めてデジタル住民票NFTを販売しました。
このデジタル住民票を保有することで、西川町のコミュニティに参加でき地域住民と交流ができたり、西川町の温泉施設が無料で利用できるなどの特典がついてきました。
なおこのデジタル住民票NFTの販売は、販売開始わずか1分で購入数量1,000個を上回る申し込みが殺到し、最終的には13,440個の購入需要を集めました。
西川町の人口は4,732人であり住民数の2.8倍の関係住民の創出に繋がり注目を集めた事例となりました。